Tomoko Sauvage(トモコ ソヴァージュ)
プロフィール
横浜市出身、フランスを拠点とする音楽家。多様な形態の水と土 (磁器の椀、素焼)、水中マイク(ハイドロフォン)、エレクトロニクスを組み合わせた楽器、Waterbowlsのパフォーマンス、録音作品、インスタレーションを主軸に活動。流体の運動の観察を起点として空間と共鳴を研究し、積極的に偶然性を取り入れた作品制作を行なっている。
ヴィクトリア&アルバート博物館(ロンドン)、ポンピドゥーセンター・メッス(フランス)、パレドトーキョー(パリ)、リガ・ビエンナーレ等のアートセンターやビエンナーレから、ロスキルド・フェスティバル(デンマーク)、Nyege Nyegeフェスティバル(ウガンダ)、UNSOUND(ポーランド)、Maerz Musik(ベルリン)、Novas Frequências(ブラジル)等の音楽フェスティバルまで、幅広いジャンル、ヴェニューにおいて、パフォーマンスを発表している。溶ける氷の水滴を用いたインスタレーション作品「In Curved Water」は、Galerie Chantal Crousel(パリ)、 Sharjah Art Foundation(アラブ首長国連邦)、 The Empty Gallery(香港)、 Ex Teresa(メキシコ)等で展示された。また、BBC(英)、Deutschlandfunk Kultur(独)、France Musique(仏)、NPR(米)、ORF(墺)等のラジオで特集番組が放送されている。
Photo by Stephen Harvey
楽曲
Weld
コメント
坂本さんとは伊達さんを通じて知り合いました。私の作品に温かい言葉をかけてくれたことに感謝しています。新しい音や音楽に対して、いつまでも好奇心と情熱を持っていられることに、とても感動しました。”Weld “は、2018年にストックホルムにあるコンテンポラリーダンス専門のスペース、WELDでレコーディングされました。ハイドロフォニック・フィードバックのテクニックを使って、WELDのユニークな音響空間と戯れました。英語のウェルド(weld)とは、不可分に結びつける、親密に一体化させるという意味で、金属の溶接という意味ででよく使われます。語源的には、weldはwild(野生の)という言葉にもつながっています。